マレーシア　KLでスローライフ

今回の日馬富士による暴行事件。大相撲に対してはとっくに興味を失っているので、どうでもいいのだけれど、その後の報道を見ていると、この事件が今の日本を象徴していて、そちらの方が興味深い。

暴行事件が明るみに出たのが、11月14日。それからずっと、朝のワイドショーや報道番組では、このニュースを垂れ流しているらしい。新聞はどうなのか知らないが、いつまで続けるんだという熱心さだ。

北朝鮮のミサイル発射と並んで、モリカケ問題や山口敬之の準強姦事件から国民の関心をそらすために、この事件が使われているのだから。これをスピンコントロールといって、海外では有名な手法だ。

政権に都合の悪いことが起きると、何か事件の報道がある。例えば、芸能界の薬物事件などは、警察がストックを持っていると言われるくらい。

暴行事件に話を戻せば、これだけ長引くのは、相撲協会やNHK・マスコミがこぞって、事件の原因を隠蔽しているから。それは八百長問題。週刊誌が少し書いているようだけれど、当事者であるモンゴル力士や貴乃花も、決して動機については話そうとはしないから、いつまで経っても事の真相に迫れない。

どうでもいいじゃない。３週間も大騒ぎするほどのこと？報ステで2番目に取り上げるニュース？早く犯人を逮捕して、貴乃花が真実をぶちまければいいんじゃない？

昔から八百長が蔓延しているのだから、相撲が未だにスポーツとして扱われることの意味が分からない。もう止めたら？

しかし、下っ端が首を切られトップは地位を守り、再発防止策とか発表して組織は何も変わらず、結局元の鞘に収まるのだろうな。それどころか、悪を告発した者が逆に悪者にされ排除されてしまい、しばらく騒いで、膿を出せないで終わりになる。日本を象徴しているなあ。

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