会社員生活がほとほと嫌になり50歳を機に早期退職、現在は第2のモラトリアム中。311後、マレーシアのクアラルンプール(KL)へ移住、のんびりと暮らしている。
海外暮らしは得るものがあれば、失うものもある。温泉、落語会、サッカー観戦が大好きだったけど、できないのが残念。
それと、すしを食べることも諦めたことのひとつ。
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マレーシアで、「Shin-Godzilla」を観てきた。場所は、シャーアラムのBukit JaraショッピングセンターにあるTGV シネマ。シニア割引で、わずか8RMだった(今のレートなら、約200円)。こちらは55歳以上がシニア適用になるが、身分証の提示も求められなかった。
面白かった。話の中心がゴジラが街を破壊したりする特撮ではなく、それに対処する政府のドタバタぶりや、若手の官僚たちがゴジラを撃退する術を見つけ出していく活躍を描いているので、ちゃんとドラマになっている。
かと言って、ゴジラのクリーチャーやCGがみすぼらしいというわけではない。かなり迫力のある映像で、十分楽しめる。
ただし、セリフが聴こえないのはがっかりした。普段テレビを見ている時でも感じるが、全体の音比べてセリフの音が小さいので、相当ボリュームを上げていないと聞き取れない。
それが緊張した局面では、効果音にかき消されてしまい、多くの人間が喋っているのと相まって、セリフの聞き取り度合いは約6割だった。まるで外国語のセリフを聞いているみたい。
ちゃんと監督たちは、ラッシュで確認しているのかしらん?パニック映画だから全部聞き取れなくてもOKだが、肝心の撃退方法のセリフが分からないのでは本末転倒。
まあ、それらを差し引いても満足できるレベルだった。日本の政治状況や、世界で置かれている立場を痛烈に皮肉っている点がよかった。
それにしても、マレーシアで邦画を観ることができる幸せを改めて感じた。
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