会社員生活がほとほと嫌になり50歳を機に早期退職、現在は第2のモラトリアム中。311後、マレーシアのクアラルンプール(KL)へ移住、のんびりと暮らしている。
海外暮らしは得るものがあれば、失うものもある。温泉、落語会、サッカー観戦が大好きだったけど、できないのが残念。
それと、すしを食べることも諦めたことのひとつ。
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マレーシアと日本の生活上の比較で、どちらが暮らしやすいかは人それぞれだろうが、余計な税金がないだけマレーシアの方がマトモだと思っている。
マレーシアでは収入がないため所得税がかからないのは同じだが、住民税がないので払う必要はない。ついでに言えば、相続税もないし、金利収入に対する税金もかからない。
さらに、年金や健康保険制度がないのがありがたい。いや正確に言うと、マレーシアにもEPFという年金制度があり、マレーシア人は全員に加入義務がある。労使が出し合って積み立てたお金を、優遇金利で運用し退職時にもらえる制度だ。外国人も任意で加入できるらしい。
まるでどんぶり勘定のような日本の年金制度に比べれば、よっぽど信頼できる制度だ。一方で日本の場合は、現役世代から徴収しそれを退職世代に給付する賦課方式。少子高齢化の中で年金財源は悪化するばかりで、さらにあろうことか、財源を株に突っ込んで10兆円の運用損を出してしまったというではないか。
受給開始年齢は上がり続け(もはや75歳への検討が始まっている)、平均寿命とのいたちごっことなり、生きている間にもらえない人は多くなるだろう。どんぶりどころか、もはや中身が漏れていくザルなのだから、実は年金制度は既に破綻していると思っている。自分が給付対象となる頃には財源も底を付いてしまい、年金はもらえないものと諦めている。
日本は所得税と住民税以外にも目に見えない税金は多い。各種の間接税はまだ金額が少なくていいが、金額が多くて逃れられないという意味で年金は第3の税金だし、健康保険は第4の税金だ。そんな余計な税金を払わなくて済むだけでも、マレーシアに住む価値はある。
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