マレーシア KLでスローライフ 忍者ブログ

マレーシア KLでスローライフ

会社員生活がほとほと嫌になり50歳を機に早期退職、現在は第2のモラトリアム中。311後、マレーシアのクアラルンプール(KL)へ移住、のんびりと暮らしている。 海外暮らしは得るものがあれば、失うものもある。温泉、落語会、サッカー観戦が大好きだったけど、できないのが残念。 それと、すしを食べることも諦めたことのひとつ。 フェイスブック:https://www.facebook.com/nimaimori/ ツィッター ID : @nimaimori

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日本映画祭で「焼肉ドラゴン」を観てきた

先日まで日本映画祭が開かれていて、ラインナップの中に「焼肉ドラゴン」があったので、ミッドバレーのGSCで観てきた。入場料は8.5リンギ(約230円、1リンギ=27円換算)で、とても安い。普段は一人15.7リンギだもの。

この映画に関心を持ったのは、大泉洋が出演しているからだ。彼の出演作を全て見ているわけではないが、「水曜どうでしょう」以来応援しているので、どうしても映画館まで足を運びたくなるのが人情。

チラシの雰囲気やタイトルからしてコメディタッチなのかと思いきや、全然違う映画だった。結構シリアスな人間ドラマじゃん。軽く描いているから、ズシンとはこないけど。

焼肉店を経営する夫婦を演じる韓国人俳優が、いい味を出している。随所に韓国語のセリフが入るのだけれど、マレーシアで上映しているため、その場合は常時表示される英語の字幕に加え、日本語の字幕も入る。全体的に韓国語のセリフは、2、3割だったろうか。

映画を観た後で知ったことだが、これは元々は演劇作品で、日本と韓国の劇場がコラボして上演。それを作・演出した鄭義信氏が、監督して作った映画とのこと。なるほどねえ。大阪を舞台にした在日家族の物語なわけだけど、家族のセリフが在日を差別する日本人に対してというよりも、本国にいる人たちに向けて、自分等の複雑な立場を訴えかけるように聞こえたからねえ。

物語は1970年前後の設定。要所で発せられる、「明日はきっとよくなる」という父親のセリフ。あの頃は希望があったし、みんな幸せそうだった。物はないけども、精神的に満ち足りていた気がする。80年代になって物が増え始めるにつれ、逆に心の幸せを失っていたような。

今は全く希望がない。失われた30年だ。物もなければ幸せもない。

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