会社員生活がほとほと嫌になり50歳を機に早期退職、現在は第2のモラトリアム中。311後、マレーシアのクアラルンプール(KL)へ移住、のんびりと暮らしている。
海外暮らしは得るものがあれば、失うものもある。温泉、落語会、サッカー観戦が大好きだったけど、できないのが残念。
それと、すしを食べることも諦めたことのひとつ。
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KLに移住してきて、そろそろ1年が経とうとしている。当初感じたが実は間違っていたこと、改めて思ったことなどをまとめてみた。
①KLの10月から2月はやはり雨季 以前、「KLは決まった雨季がないに等しい」と書いた。しかし、1年経過してみると、やはり10月から2月頃はスコールが降る確率が高いと思う。夕方になると、決まって激しく、しかも雷雨を伴ってスコールがやって来る。降雨量の差は乾季とそれほどないが、雨が降る日数が違う。

激しい落雷は未だに慣れないが、ヘイズは短期で終わるのでそれほど苦痛ではない。デング熱には注意していて、このKAPSのスプレーは必需品だ。常時携帯しているが、100%防ぐことは無理。もし蚊に食われてデング熱にかかったら、その時は諦めるしかないと開き直っている。こちらでは大雨が降った時、道路の冠水も要注意だ。
②渋滞さえ無ければ快適な車移動 通勤時間の7時から9時、17時から19時の時間帯は、たいていの場所で渋滞している。特に、フェデラルハイウェイ(2号線)は、この時間帯以外もよく渋滞している。しかし、渋滞していない時にKL市内を運転するのは快適だ。幹線道路は、ほとんど信号がないからだ。一般道も高速道路も同じようなスピードで走っているので、高速道路というよりも有料道路という感覚。
普段は車で、KLセントラルよりも東側に行くことがなく、そこから西側の15Km四方が行動範囲だ。距離がない所に持ってきて信号もないから、渋滞していなければ20分もあればたいていの所に行くことができる。つくづく狭い街だと思う。とはいえ、車が増え続ければ渋滞は激しくなる一方だろうし、今後が心配だ。
③安くて低カロリーの外食は少ない マレーシアの麺料理は中華料理の影響を色濃く受けている。世界中どこでもそうだろうが、中華系の人が多く住む地域の食事はおいしい。マレー麺はご多分に漏れずおいしいので、つい食べ過ぎてしまう。その結果が、高コレステロールに。麺に限らずローカルの食事は油や塩、砂糖がかなり使われていることが多いため、さっぱりした低カロリーのものを食べたければ、自炊するしかない。
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海外移住のデータを探していたら、総務省統計局が公表している「日本人の年平均流出超過数」という統計をたまたま見つけた。このデータは日本人の入国者数から海外への出国者数を引いた増減数を、2007年~09年までの3年間の平均で算出したものだ。
資料:
図6「日本人の年平均流出超過数」(総務省統計局)、2007~2009年の人口推計から
驚いたのは女性の海外流出が顕著に表れていたことだ。子供から10代までは男女比は変わらないが、20才を超えると一変、40歳後半の世代まで女性が海外に出る比率が、圧倒的に高いことだ。海外流出者のうち、20~24才で約55%、25~29才で約75%、30~34才で約65%、35~39才で約70%、40~44才で約65%、45~49才で約60%が女性の割合を占める。この年代を過ぎると男性の割合が増え始め、50~54才はほぼ同じ、55~59才は男性の割合が約55%、60~64才は約9割が男性となる。
その理由として外国籍の配偶者の母国に里帰りをしたり、単身で海外勤務することなどが挙げられていた。流出数が多いのは30~34才と35~39才の世代ということを考えると、国際結婚して海外へというケースが多いのかもしれない。
「アジアで花咲け!なでしこたち」という番組があるが、このデータはまさにそれを実践している女性が多いことの証かもしれない。昨今の子連れで海外移住するケース-理由は国内の放射能汚染からの避難や、子供の教育のためとか様々だろうが-を考え合わせると、これから女性の海外流出はどんどん加速していくだろう。逆に言うと、国内はどんどん女性が少なくなっていくということだ。男女比バランスが崩れることで、ますます少子化に拍車がかかる要因になりかねない。
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マレーシアMM2Hビザの更新時の条件がよく分からない。取得後の10年後に更新も可能となっており、最初に作った定期預金の残高証明書(50歳以上は15万RM)はいいとして、毎月の収入証明が必要なのかどうかがはっきりしない。ビザ申請代行業者さんのサイトなどを見ると、収入がある場合はその証明を提出し、無い場合は資産状況などを説明し総合的な判断を待つようだ。収入がある場合は金額の条件があるのか、その場合は申請時と同様の月1万RMなのか、あるいは違うのかが判然としない。更新をクリアした人の体験談を探したが、ネットではほとんど見当たらないのが残念。
正確にはこの
MM2Hセンターのサイトに書いてあるだろうし、申請条件もよく変わるらしいので、今から心配しても仕方ないことかもしれない。以下は、そのサイトに書いてある、更新時の収入に関しての記述原文。
・Current proof of Monthly Offshore Income (if applicable)
フィリピンにはリタイアメントに使えるビザが何種類かあり、そのハードルが比較的低いのがいい。代表的なSRRVはリタイアメント向けの特別永住権制度で、35歳以上で申請が可能。主な条件は、指定された銀行に6か月以上の定期預金を作成し、20,000米ドル以上を預けること。新旧制度が併存していて条件も対象により異なるので、詳細はフィリピン退職庁のサイトで確認が必要だ。他にも特別投資家向けビザ(SIRV)やクォータビザなどが候補になるだろう。1年滞在可能なロングステイビザもあるが、基本的に申請は1度きりというのがネックなのかな?
マレーシアのMM2Hは10年の滞在許可で更新も可能だが、フィリピンの場合は永住ができるというのが魅力だ。
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今回の帰国の目的に、確定申告に関して確認することがあった。少額だが投資信託の分配金があり、他に所得がない場合は、確定申告をする必要があるか否かについてだ。保有しているのは国内公募投資信託の一種で、特定口座の源泉徴収ありを選択している。分配金のうち特別分配金は非課税で、普通分配金は税金分が既に源泉徴収されている。国内公募投資信託は上場株式等として扱われ、その配当等の金額によらず配当を受け取るたびに確定申告しないを選択できる、申告不要制度というのがある。この制度を利用すれば、混んでいる時期にわざわざ申告に行かなくても済むので、ありがたい。
十分な資産があれば金利の高い国の定期預金に預け、その利子で生活していくことが夢だ。その点では、現在のマレーシアは金利が高い方なので、環境はいいものの先立つ資金がない。現在、一番いい金利はAmBank の1年物定期で、3.40%。他の銀行も多くが、3.05~3.15%を付けている。べトナムやインドの9%の高利に比べれば低いが、日本の低金利とは大違いだ。ただし、マレーシアの2010年のインフレ率は2.35%なので、その分物価も上がってしまうのが難だ。
昨日の話題にも関わることだが、日本の居住者は国内または海外で得た所得は両方とも課税される。しかし、日本の非居住者(単に住民票が国内にあるということではない)は、国内で得た所得は課税されるものの、国外で得た所得は課税されない。そういう点では、日本とマレーシアの税率を比較して居住地を決めるのも、ひとつの判断かもしれない。

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MM2Hで無職の海外滞在ということになると、日本の住民票をどうするのかは判断が分かれるところだ。滞在期間の長さというよりも税金や健康保険の面でどちらが有利か、という判断になると思う。完全に移住した場合や海外駐在は、迷うことなく日本からの転出だろうし、ロングステイなど期間が短い場合は、住民票は置いたままだろう。年間の総滞在日数が半分ずつの場合はどうだろうか?それぞれの事情に関して、整理してみたい。
・国民健康保険-転出したら資格を失うが、帰国したらすぐに再加入できる。自分の場合は国保を使いたいため、住民票は抜かずにおいた。マレーシアの医療機関にかかった場合は、支払った金額を申請すれば後で還付してくれる(全額ではない)。あとは、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険を使うという方法もあるが、旅行期間3カ月以内が対象なので、これは限界がある。
・年金-任意加入で継続可能。
・税金-所得なしは元々関係ない。所得が年金のみで住民票を置いたままの場合は、日本での所得税課税。海外転出届(租税条約に関する届出書も)を出している場合は、日本の所得税は免除され、滞在国で課税されるはず(ただし、マレーシアは海外源泉の所得は申告不要と聞いた。正しくは確認必要)。海外転出すれば、翌年の住民税は免除される。
事務的には日本の市区町村に転出届を出し、在マレーシア大使館に在留届を出す(3か月以上滞在する場合)ことになっている。転出は日本での住所を持たなくなることなので、身分証明が難しくなる側面があるかもしれない。

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