会社員生活がほとほと嫌になり50歳を機に早期退職、現在は第2のモラトリアム中。311後、マレーシアのクアラルンプール(KL)へ移住、のんびりと暮らしている。
海外暮らしは得るものがあれば、失うものもある。温泉、落語会、サッカー観戦が大好きだったけど、できないのが残念。
それと、すしを食べることも諦めたことのひとつ。
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海外移住のデータを探していたら、総務省統計局が公表している「日本人の年平均流出超過数」という統計をたまたま見つけた。このデータは日本人の入国者数から海外への出国者数を引いた増減数を、2007年~09年までの3年間の平均で算出したものだ。
資料:
図6「日本人の年平均流出超過数」(総務省統計局)、2007~2009年の人口推計から
驚いたのは女性の海外流出が顕著に表れていたことだ。子供から10代までは男女比は変わらないが、20才を超えると一変、40歳後半の世代まで女性が海外に出る比率が、圧倒的に高いことだ。海外流出者のうち、20~24才で約55%、25~29才で約75%、30~34才で約65%、35~39才で約70%、40~44才で約65%、45~49才で約60%が女性の割合を占める。この年代を過ぎると男性の割合が増え始め、50~54才はほぼ同じ、55~59才は男性の割合が約55%、60~64才は約9割が男性となる。
その理由として外国籍の配偶者の母国に里帰りをしたり、単身で海外勤務することなどが挙げられていた。流出数が多いのは30~34才と35~39才の世代ということを考えると、国際結婚して海外へというケースが多いのかもしれない。
「アジアで花咲け!なでしこたち」という番組があるが、このデータはまさにそれを実践している女性が多いことの証かもしれない。昨今の子連れで海外移住するケース-理由は国内の放射能汚染からの避難や、子供の教育のためとか様々だろうが-を考え合わせると、これから女性の海外流出はどんどん加速していくだろう。逆に言うと、国内はどんどん女性が少なくなっていくということだ。男女比バランスが崩れることで、ますます少子化に拍車がかかる要因になりかねない。
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