会社員生活がほとほと嫌になり50歳を機に早期退職、現在は第2のモラトリアム中。311後、マレーシアのクアラルンプール(KL)へ移住、のんびりと暮らしている。
海外暮らしは得るものがあれば、失うものもある。温泉、落語会、サッカー観戦が大好きだったけど、できないのが残念。
それと、すしを食べることも諦めたことのひとつ。
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今回の帰国の目的に、確定申告に関して確認することがあった。少額だが投資信託の分配金があり、他に所得がない場合は、確定申告をする必要があるか否かについてだ。保有しているのは国内公募投資信託の一種で、特定口座の源泉徴収ありを選択している。分配金のうち特別分配金は非課税で、普通分配金は税金分が既に源泉徴収されている。国内公募投資信託は上場株式等として扱われ、その配当等の金額によらず配当を受け取るたびに確定申告しないを選択できる、申告不要制度というのがある。この制度を利用すれば、混んでいる時期にわざわざ申告に行かなくても済むので、ありがたい。
十分な資産があれば金利の高い国の定期預金に預け、その利子で生活していくことが夢だ。その点では、現在のマレーシアは金利が高い方なので、環境はいいものの先立つ資金がない。現在、一番いい金利はAmBank の1年物定期で、3.40%。他の銀行も多くが、3.05~3.15%を付けている。べトナムやインドの9%の高利に比べれば低いが、日本の低金利とは大違いだ。ただし、マレーシアの2010年のインフレ率は2.35%なので、その分物価も上がってしまうのが難だ。
昨日の話題にも関わることだが、日本の居住者は国内または海外で得た所得は両方とも課税される。しかし、日本の非居住者(単に住民票が国内にあるということではない)は、国内で得た所得は課税されるものの、国外で得た所得は課税されない。そういう点では、日本とマレーシアの税率を比較して居住地を決めるのも、ひとつの判断かもしれない。

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