会社員生活がほとほと嫌になり50歳を機に早期退職、現在は第2のモラトリアム中。311後、マレーシアのクアラルンプール(KL)へ移住、のんびりと暮らしている。
海外暮らしは得るものがあれば、失うものもある。温泉、落語会、サッカー観戦が大好きだったけど、できないのが残念。
それと、すしを食べることも諦めたことのひとつ。
フェイスブック:https://www.facebook.com/nimaimori/
ツィッター ID : @nimaimori
MM2Hで無職の海外滞在ということになると、日本の住民票をどうするのかは判断が分かれるところだ。滞在期間の長さというよりも税金や健康保険の面でどちらが有利か、という判断になると思う。完全に移住した場合や海外駐在は、迷うことなく日本からの転出だろうし、ロングステイなど期間が短い場合は、住民票は置いたままだろう。年間の総滞在日数が半分ずつの場合はどうだろうか?それぞれの事情に関して、整理してみたい。
・国民健康保険-転出したら資格を失うが、帰国したらすぐに再加入できる。自分の場合は国保を使いたいため、住民票は抜かずにおいた。マレーシアの医療機関にかかった場合は、支払った金額を申請すれば後で還付してくれる(全額ではない)。あとは、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険を使うという方法もあるが、旅行期間3カ月以内が対象なので、これは限界がある。
・年金-任意加入で継続可能。
・税金-所得なしは元々関係ない。所得が年金のみで住民票を置いたままの場合は、日本での所得税課税。海外転出届(租税条約に関する届出書も)を出している場合は、日本の所得税は免除され、滞在国で課税されるはず(ただし、マレーシアは海外源泉の所得は申告不要と聞いた。正しくは確認必要)。海外転出すれば、翌年の住民税は免除される。
事務的には日本の市区町村に転出届を出し、在マレーシア大使館に在留届を出す(3か月以上滞在する場合)ことになっている。転出は日本での住所を持たなくなることなので、身分証明が難しくなる側面があるかもしれない。

[0回]
PR