会社員生活がほとほと嫌になり50歳を機に早期退職、現在は第2のモラトリアム中。311後、マレーシアのクアラルンプール(KL)へ移住、のんびりと暮らしている。
海外暮らしは得るものがあれば、失うものもある。温泉、落語会、サッカー観戦が大好きだったけど、できないのが残念。
それと、すしを食べることも諦めたことのひとつ。
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「マレーシアで生活していて、飽きませんか?」と、時たま聞かれることがある。飽きるどころか、永住のつもりで来ているのだから、飽きたとか感じている余裕はない。飽きたからマレーシアから撤退するという人は、旅行気分で来ているからそう感じるのではないか。
確かに、言いたいことはよく分かる。毎日が同じ生活で、刺激がないというのだろう。KLでさえも娯楽が少なく、日本の大都市のように芸能やコンサートなどが頻繁に開催されている訳ではないので、1年もすれば休日の遊び場所に事欠くことになりがちだ。他に行くところがないからか、休日のショッピングモールは家族連れで混雑している。一方で、KLはスポーツをする環境はいい。ゴルフ場が都心にたくさんあるし、どんなコンドにもたいていプールやジムがある。
しかし、そんなことは外こもりには関係ない。もはやレジャーにほとんど興味がないし、リアルで落語の寄席などは体験できなくなったものの、コンテンツはネット上で十分に味わえる。その点でネットさえあれば、どこに住んでいても実害がなくなった。
生活に飽きることはないが、食事に飽きることはある。移住した最初の6か月くらいは珍しさも手伝って、よくローカル料理を食べていた。しかし、最近は夜外食をしようにも食べたいものが思い浮かばない。マレー料理で好きなものが少ないということもあるが、食べる前に油、塩、砂糖が多いことを思い出し、ローカル食を食べようという気が起こらない。それにレストランでは麵やご飯ものの単品ばかりで、野菜のおかずがないことも困る。
もうすっかりローカルの食事には飽きてしまった。近所においしい和食やイタリアン、中華の店があったらいいのにと、いつも願っている。
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