会社員生活がほとほと嫌になり50歳を機に早期退職、現在は第2のモラトリアム中。311後、マレーシアのクアラルンプール(KL)へ移住、のんびりと暮らしている。
海外暮らしは得るものがあれば、失うものもある。温泉、落語会、サッカー観戦が大好きだったけど、できないのが残念。
それと、すしを食べることも諦めたことのひとつ。
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マレーシアのトイレにも随分と慣れてきた。こちらはイスラム教徒が6割を占めるので、トイレの作りがイスラム対応になっている。便器は、洋式としゃがんでするタイプ(和式)の2種類。その割合は場所によって違って、ショッピングモールではよくて半々、普通は7:3くらいで和式の方が多い。で、共通して付いているのは、水の出るホースだ。イスラム教では紙を使わない。左手が不浄の手とされているので、ホースで水を流しながら左手で洗うらしい。
和式の方は紙が付いていないが、旅行者や他の人種が使用するであろう洋式の方は、たいてい両方付いている。座った時に右側がホース、左側がペーパーホルダーという感じだ。個室に紙がなくても、入り口近くの手洗い付近に、ペーパーホルダーが設置してあるケースも多い。個室に入る前に忘れないようにしないといけない。
慣れたというのは、ホースを使うことに慣れたのだ。自分で水量を調節できるので、1度やれば要領はすぐに呑みこめる。考えようによっては、こちらの方が清潔ではないかと思うようになってきた。それは、ホース角度の点だ。温水洗浄便座を使ったことのある人は経験済みだろうが、あれは結構、ノズルの掃除が大変だ。その点、こちらのホースは自分で持って角度を変えられるので、跳ね返りが少ないだろうと思われる。
ホースで洗った後、こちらの人はどうしているのかが気になっていた。日本人なら紙で拭くところだが、ネットで調べたり聞いてみると、自然乾燥(気温が高いからすぐに乾く)か、持参のタオルやハンカチ、あるいは紙で拭いているようだ。

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