会社員生活がほとほと嫌になり50歳を機に早期退職、現在は第2のモラトリアム中。311後、マレーシアのクアラルンプール(KL)へ移住、のんびりと暮らしている。
海外暮らしは得るものがあれば、失うものもある。温泉、落語会、サッカー観戦が大好きだったけど、できないのが残念。
それと、すしを食べることも諦めたことのひとつ。
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一時帰国で北海道の千歳に立ち寄った。そこで日帰り温泉に行った際、あるチラシが目に入った。ゴルフのレッスンをします、という告知が掲示板に貼ってあったのだ。
料金はというと、練習場のレッスンが90分で2,000円、ゴルフコースでのレッスンが2時間で4,000円というもの。これはかなり安い。マレーシアの普通のコーチよりも安い。というか、ゴルフのコーチというより、これはテニスのコーチのレッスン料よりも安い金額だ。
前回マレーシアで習った、普通レベルのゴルフコーチのレッスン料は、そのゴルフ場の会員価格で10時間が1,220リンギ(マンツーマン)だった。ということは、1時間当たり122リンギ。1リンギ=30円換算で、3,600円くらいだ。比べてみれば、千歳のゴルフコーチのレッスン料が、どれだけ安いかが分かる。
もちろん、北海道の千歳市という場所柄はある。だから、これだけで日本の物価がマレーシア並みになってきたとは言えない。しかし、一つだけ思ったことは、もうマレーシアの料金を日本円に換算して判断するのは止めようと。100リンギのTシャツが、1リンギ=30円換算で3,000円だから、安いとか高いとか考えるのはもはや時代に合わない。マレーシアの金額で判断しないとダメだ。
むしろ、逆に計算する時代だと。360円の牛丼があったら、リンギに換算すれば12リンギだ。これは1回の食事代からすれば、こちらでも安い食事代だ。
もう20年もデフレに陥っている日本。一方で、インフレで毎年何%も物価が上がっているマレーシア。価値基準を円で持っていると、どんどん世界標準から外れていってしまう。そう言えば、もはや日本の労働賃金は先進国最低に落ち込み、昼食代も1,000円を超すようになってきたバンコク並み、だという週刊誌の記事もあったっけ。
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