会社員生活がほとほと嫌になり50歳を機に早期退職、現在は第2のモラトリアム中。311後、マレーシアのクアラルンプール(KL)へ移住、のんびりと暮らしている。
海外暮らしは得るものがあれば、失うものもある。温泉、落語会、サッカー観戦が大好きだったけど、できないのが残念。
それと、すしを食べることも諦めたことのひとつ。
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日本に帰ってきて平日の昼間にスーパーへ行くと、これはKLと違うなと感じることがある。1人で買い物に来ている老人の人数が違う。高齢化率の違いと言ってしまえばそれまでだが、東京では70歳を超えていそうな老人が買い物をしている姿を多く見かける。特に食品売り場では、半数近くを占めているような印象を受ける。それだけ、日本は1人で暮らしている独居老人が多いということだろう。一方で、KLではほとんど高齢者の買い物の姿は見かけない。たまに見かけるとしたら、それは家族連れだ。マレーシアでは家族単位で暮らしているので、老人が1人で買い物に行く必要がないのであろう。
日本は核家族化が極端に進んだ結果、個人の生活が最少単位-1人または2人-での生活になってしまった。少ない人数での生活は、同時に多くのロスも生むことになる。それは、電気などのエネルギーや食べ物の廃棄、住宅設備の重複など、大人数で暮らせば無駄を出すことなく生活できたはずのものだ。日本社会はこれからどこに向かうのだろうか。早く、昔の大家族社会に戻った方がいいのかもしれない。そうすれば無駄がなくなり、生活費の節約にもなるからだ。

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