会社員生活がほとほと嫌になり50歳を機に早期退職、現在は第2のモラトリアム中。311後、マレーシアのクアラルンプール(KL)へ移住、のんびりと暮らしている。
海外暮らしは得るものがあれば、失うものもある。温泉、落語会、サッカー観戦が大好きだったけど、できないのが残念。
それと、すしを食べることも諦めたことのひとつ。
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日本で嫌いだったもののひとつに、「梅雨から夏の蒸し暑さ」がある。今でも会社員時代の嫌な記憶としてあるのは、梅雨の季節の外回りのことだ。スーツを着て鞄や傘を持ち、汗をダラダラたらしながら乗った銀座線。昔の銀座線はエアコンが効いていなくて、嫌だったなあ。
3月になって、フェイシャルペーパーで顔を拭く頻度が減ってきたように感じた。ということは、湿度が下がってきたのかと思い、早速、データを調べてみた。WorldClimateという天候サイトのデータによると、月間平均湿度は2月より3月が逆に若干上がっている。というか、年間では79.0%から81.0%の間に収まっており、ほとんど変化がない。
出典:WorldClimate(www.worldclimate.com) 測定場所はKLのSubang
不快指数を計算してみると、気温が32度、湿度が80%の場合、不快指数は86.1%となる。81~85%で、ほぼ全員が不快と感じるそうだ。それなのにこの数字は毎日が「日本の梅雨」みたいなものだから、何のために移住してきたんだと言われそうだ。そうは言っても、木陰や朝晩は涼しいし、モールやレストランはエアコンがんがんで逆に寒いくらいだし、不快指数を下げることはいくらでもできるよと、無理やり自分を納得させている。

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マレーシアでは医療保険に入らず、日本の国民健康保険やクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険を使っている人も多いと思う。自分もそうだ。いや、正確に言うとマレーシアの医療保険にも入っている。MM2H取得時の条件になっていたからだが、これは最低ラインの保証額なのでこれしか入らない人はいない、という話だった。
クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険で、意外と気付かない点が2点ある。1点目は、海外旅行での保険適用に、カードを使用する必要があるかどうか。カード会社によって対応が変わってくるが、自分が持ってるカードを例にとると、楽天カードは「必要あり」。エアラインの予約決済などで、カードを使わなければ、その旅行で保険適用がされないことになる。もう1枚、JCBゴールドカードの場合は基本的に「必要なし」だが、使用の有無で死亡時の保険金額が変わってくる。使用した場合は、死亡・後遺障害が最高1億円だが、使用しないとそれが5,000万円になってしまう。
2点目は、カードを複数枚持っている場合の保険金の取り扱いについて。複数枚持っていたとしても、死亡・後遺障害は、最も高い金額のカードの保険金が限度となるが、傷害・疾病治療費用などに関してはその最高額が加算されていくということだ。そういう点では、複数枚持っていた方が安心できる。
旅行の保険適用期間は通常3か月なので、滞在が長引くようであれば、別途、海外旅行保険の加入が必要だろう。

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この3か月間の滞在で、KLでは車が無いと不便だということを痛感した。郊外は電車やバスなどのインフラが充実していないので、駅の近くかKLCCのような都心に住んでいるなら別だが、買い物など目的地への移動が全て車になってしまうのだ。元々、日本では車を持っていなかったので、日本から免税で車を輸入できるというMM2Hの特典は使えない。
そこでまず、車の購入を検討した。新車か、中古車か。日本車か、あるいはマレーシア車か。マレーシアの大衆車Myviなら、帰国組の日本人が何台も売りに出していた。しかし、どうせ乗るなら、やはり故障しない日本車がいい。そんな時、車の長期レンタルがあるという話を聞いた。トヨタのVios(1500CC)で2006年式が、1年借りて月1,500RMだという。確かに何年も乗るなら買う方が安くあがるだろうが、長期で保有するつもりもない。何より、、物を持たないライフスタイルに合致する。初期費用の支払いが少なくて済むし、保険や税金など込みこみなので、手続きの手間がかからない。さらに、レンタルした会社の担当者が、日本語が堪能だったことも大きい。不慣れな外国でトラブルに困った時に日本語で話ができるということは、かなりの安心材料だ。
車を借りるに当たって、自動車保険のことを簡単に調べてみた。すると、搭乗者保険については、日本とかなり違うことが分かった。日本では任意保険に入れば、たいてい人身傷害補償がデフォルトで付いている。これで契約者を含む搭乗者のケガがカバーできる。マレーシアの場合は違う。搭乗者への賠償責任特約というのがあるが、これは搭乗者が裁判を起こし請求して初めて支払われるもので、しかも家族はその対象外だという。また保険金が支払われても、その金額は驚くほど安いらしい。
これとは別に、搭乗者傷害保険というのがあるが、高いのでマレーシアではほとんど入らないと聞いた。市場価格が80,000RMで1500CCの車なら、搭乗者への賠償責任特約を付けても年間保険料は、2,500RMしないくらい。日本に比べれば保険料は安いが、支払われる保険金を考えるとどちらがいいのかよく分からない。
車レンタル連絡先
ようこそホリディ Mr.JACKSON KANG(ジャクソン カン)
03-7831-1212 (ケータイ)019-233-7975

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無職だとなけなしのお金をどう運用するのかが気になるが、ひとつだけ言えるのは、金利(利回り)の良し悪しもさることながら、複利で運用することが有利だということだ。マレーシアではたいてい、定期預金の満期時の取り扱い方法を選択することになっている。元金と利息の合計で新たな定期預金にする、元金は新たな定期預金にして、利息は他の口座に振り込む(小切手で受け取る)というような。ここで複利の良さを使わない手はない。利息を受け取っていては、複利効果を享受できない。
複利計算には「72の法則」というのがあって、72を預金金利で割ると、元金が倍になる年数が割り出せる。例えば、マレーシアの1年物定期預金の一般的な金利、3.15%で72を割ると、72÷3.15=22.85年だ。22年後まで気長に待とうと思う。

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マレーシアの賃貸コンドミニアムは、家具付きが主流だ。エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの必需品はあらかじめ付いており、ソファやベッドなどは家族の人数やライフスタイルに応じて、あるなしやベッドサイズなどを選ぶことができる。我が家は猫がソファの生地を引っかくため、後で損害金を請求されるのもしゃくだからと、付属のソファはキャンセルしてこちらのイケヤで購入した。他に買ったものは、書斎用の椅子とロッキングチェア、小さな本棚、それに掃除機と2台の扇風機くらいか。ちなみに、エアコンは温度調節がうまくいかず、冷え過ぎてしまうから使わない人も多いらしい。その点で、扇風機は必需品だ。
この家具付きというのは、自分のように日本とマレーシアに片足ずつ置いている、立ち位置が不安定な人間にとっては、非常にありがたいシステムだ。何しろ、新しく物を買わなくていい。いざ引越しということになれば、動かしたり処分する物が少なくていい。KLに来る1年前、博多で1年間マンションを借りたことがあるが、生活するために新たに購入した家具や家電品の多かったこと。そして、それらが不要になり、リサイクル業者に引き取ってもらった時の価格の落差。資源とお金の無駄遣いに愕然としたものだ。
家具が少なくなったのは、本とDVDのコレクションを最小限にしたことも大きい。最初持ち込んだ本は20冊くらいで、他は処分するかファイル化(1,000冊)してHDDに入れた。DVDはケースを全部捨てて、600枚のディスクだけを持ち込んだ。CDや録画したDVDも、できるだけファイル化した。この点は、以下のエントリー(
引越しは身軽にしたいが)を参照。
こうしたライフスタイルは、日ごろ心がけている、「足るを知る」という精神に合致する。自分はもう十分に持っていると思っていればいい。何か欲しくなったら、「足るを知る」と唱えれば、本当に必要な物かどうかが分かる。満ち足りていないから、不満になるのだ。砂漠におけるコップ半分の水ではないが、それが十分か、十分でないかのどちらと思うかによって、精神状態までも変化する。「足るを知る」は、物を増やさなくて済むばかりか、「自分は持っている」という満足感で、精神を安定に保てるという効用がある。

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